2019年2月23日(土)晴れ晴れ渡る青い空、流れる白い雲。冬の寒さはどこへやら。
本日の光が丘公園バードサンクチュアリは好天に恵まれ、過ごしやすい一日となりました。
次第に風が強くなり、砂埃が大変なことになりましたが、それもご愛嬌。
なかなかの強風でしたが、今年の春一番の発表はまだでしょうか?

ルリビタキ「湿度21%? そりゃあ喉も渇くよね」
(撮影:岡井孝さん)
「か」のつく鳥たち本日は「か」のつく生きもの特集です。いま考えました。
最初にご紹介するのはカワウ。
先月からほぼ毎週確認されているカワウ、本日も1羽が、サンクチュアリ池を悠々と泳いでいました。

ドジョウを喰らうカワウ。
い、いっぱいはいないので、もう少し手心を……!
(撮影:岡井孝さん)
続いては、昨年ぶりに現れたカイツブリ。
1羽のみ、コガモたちに紛れるように並んでいました。

今年も繁殖してくれるかな?
カイツブリ「ピ!」
(撮影:岡井孝さん)
鳥部門、最後のご紹介はカモ×3種。
カルガモ8羽、マガモ2羽、コガモ3羽と、久方ぶりの盛況でした。

「近くにタカがいるよ、集まろう……」
(撮影:岡井孝さん)
冬を越す虫先週終了した「冬越し展」の掲示物を剥がしていると、1cmサイズの小さなカゲロウが業務を妨害してきました。それ、剥がすから……潰れてしまうから、どいて……。

ヒロバカゲロウの仲間。
きみは成虫の姿で越冬したのかな?

他方、卵の姿で越冬するオオカマキリ。
こちらは、強風で飛ばされてしまった卵嚢。
春までもう少しだったのに……!
カエルの産卵観察舎入口横にある「すみか池」(正式名称:生きもののすみか池)では、先週のニホンアカガエルに引き続き、ヒキガエルの産卵が確認されました。
ヒキガエル成体(親個体)の姿も、ざっと数えて20匹以上。
「クックッ」「グッグッ」と賑やかな鳴き声が響いていました。
当地でのヒキガエルの産卵、一昨年は早すぎ(1月初旬)、昨年は遅すぎた(3月初旬)ことを踏まえると、本年はスケジュール通り(?)と言えそうですね。

うねうねとしたヒキガエルの卵塊。
卵の下に成体が隠れているのですが、この写真ではちょっと分かりません。
今日確認された鳥:アオサギ、ダイサギ、カワラヒワ、アトリなど 20種(さくら)
2019年2月17日(日)晴れ日向は暖かかった今日の光が丘公園バードサンクチュアリですが、日が陰ると冬!まだまだ寒く感じました。
大人気だった冬の企画展「生きもののすみか 虫たちの冬越し」展は終了しました。
次は3月10日(日)から「公募 写真展」開催します。
ただいま作品受付中!帰ってきたカワセミ昨日に引き続き、カワセミ♂がサンクチュアリ池に居座りました。

今、何か通ったよね・・・
(撮影:斎藤豊広さん)
この直前、ハイタカが頭上をかすめたので、恐怖に凍り付いているところ(?)です。
モツゴをブラーンとさせたまま1分ほど経過・・・。
魚が乾いちゃうよ、と心配になったところで、カワセミも我に返ったのか、呑み込みました。
目覚めこの時期に卵を産むカエルたちが動き始めました。
サンクチュアリ入口の“生きもののすみか池”に、この冬最初の卵塊発見!

初産卵

このサインが目印です
つぶつぶ集合体のボール・・・ニホンアカガエルが一番乗りでした。
長い長いロープ状ゼリーの中に卵を産むヒキガエルも、歩いているところを見かけました。
暖かくなる週明けには、産みに来るでしょう。
次回の開園日は、きっと卵だらけですね。楽しみです。
今日のポンプ池観察窓右手に通称「ポンプ池」と呼んでいる小さな池があります。今日の水飲み客は・・・?

ヒヨドリ(左)とツグミ(中央)とシメ(右)
(撮影:斎藤豊広さん)

アオジたち
(撮影:斎藤豊広さん)
ほかに、カワラヒワやシロハラも現れました。
池が凍っていると貴重な水場として大人気ですが、そうでなくてもこぢんまりとして落ち着くのかもしれません。
今日確認された鳥:カルガモ8羽、ノスリ(ヒキガエル捕食)、カワラヒワなど 26種(ますなが)
2019年2月16日(土)晴れ日差しの下はポカポカ暖かく、季節が進んだような陽気。
過去の2月のブログではヒキガエルの産卵やカイツブリの飛来で盛り上がっていましたが、今年はまだありません。

2月のサンクチュアリ
コーヒーにいれるミルクのようなキジバトやアオサギなど一部の鳥は、水浴びのときなどに砕けた粉綿羽で水面が白くなります。まるでコーヒーにいれるミルクのような光景。

バッシャー
(撮影・岡井孝さん)

立つキジバト跡を濁す
右側の白いもやもやが粉綿羽
(撮影・齋藤豊広さん)
久しぶりの一週間ぶりにカワセミがきていました。一週間もどこにいってたのでしょう?小魚を食べ、池の上をよく飛んでいました。
コガモも少し増えてまだいます。

コガモたち
(撮影・齋藤豊広さん)
ふゆどりみどり今年は○○が多いとか少ないとか耳にしますが、どれが標準の数なのか分からないのでなんとも言えませんが、シロハラは多いような気がします。

シロハラ
(撮影・岡井孝さん)

アトリ
(撮影・岡井孝さん)

ツグミ
(撮影・岡井孝さん)
今日確認された鳥:アオサギ、ダイサギ、ハイタカ等24種(つちや)
2019年2月11日(月・祝)曇り連休最終日の光が丘公園バードサンクチュアリ。
早朝は雪がちらつき、3日連続での降雪となりましたが、それも束の間のこと。
午後には晴れ間が覗く瞬間もあり、一昨日に比べると暖かく感じる一日でした。

企画展「生きもののすみか 虫たちの冬越し」は、来週16日(土)が最終日。
チャバネアオカメムシになれる帽子ともしばらくお別れです。
次回、「写真展 光が丘の生きものたち」。
出展作品お待ちしております! 山野の鳥開園直後、ハイタカなど複数の猛禽の来訪を受け、小鳥の声の途絶えた観察舎。
「一日このままかな……?」と思いきや、数時間後には種々の鳥たちが姿を見せてくれるようになりました。

鈴なりに実ったカワラヒワ。
(撮影:齋藤豊広さん)

キジバト「氷も張っていないし、実質春では?」
(撮影:古屋真さん)

ふくらヒヨドリ「いや、まだ寒いでしょ……」
(撮影:齋藤豊広さん)
アタック・オブ・ザ・ノスリ昆虫やネズミを主食としている常連ノスリ、本日はよほどお腹が空いていたのか、ツグミに襲いかかる様子が観察されました。
逃げるツグミ。巻き込まれるシメ。
続いてアオサギを襲う(!?)ノスリ。鳴き声を上げて飛び回るアオサギ。
何故かノスリを煽るハシボソガラスたちに、追い払ったり無視したりするノスリ……。
どれが、何のきっかけなのかも分からないスペクタクルに、にぎわう一時となりました。

ツグミ「そうそう捕まりませんよ」
(撮影:齋藤豊広さん)

ハシボソガラス「やーいやーい」
ノスリ「…………」
(撮影:齋藤豊広さん)

おでこの平たいハシボソガラス。
公園内にはいるものの、観察舎からはそれほど見かけません。
(撮影:齋藤豊広さん)
水辺の鳥本日も、親しげに過ごしていたアオサギとダイサギ。
これまではダイサギにアオサギがついて回っている印象でしたが、本日は(ノスリに襲われて)気が立っていたのか、ダイサギを追い払うような仕草も見られました。
でもやっぱり、近くで過ごしているような……?
これらのサギ2種に加えて、カワウにカルガモと、にぎやかな水鳥を眺めたまま閉園時間を迎えたのでした。

大きいサギのハッピーセット。
アオサギより大きいダイサギ、亜種「オオダイサギ」の可能性、大です!
(撮影:古屋真さん)
今日確認された鳥:コゲラ、シジュウカラ、シロハラ、ルリビタキなど 21種(さくら)
2019年2月10日(日)晴れ昨日から降った雪は、大雪とはならず、それでも雪景色を楽しめるくらいには積もり、なんだかお得感のある雪になりました。サンクチュアリでは、今シーズン初めての雪景色が楽しめました。

ホトケノザに積もった雪。花の色との対比が美しい(撮影:斎藤豊広さん)
雪景色ビフォーアフターこちらは、朝9時のサンクチュアリ池。うっすらながらもしっかりと雪が積もり、真っ白になった陸地部分がきれいです。池も半分くらい凍っています。
こちらが、午後3時の様子。お昼頃には池の氷が溶け、積もっていた雪もほとんど消えてしまいました。はかなくも美しい、それが光が丘の雪景色です。
雪と鳥たち雪を堪え忍んだ後の鳥たちは大抵元気。今年初めての雪との共演をお届けします。

雪が積もったクロガネモチにやって来たヒヨドリ。
葉の濃緑色、実の赤色、ヒヨドリの灰色と茶色、全てが雪に映えます。
(撮影:斎藤豊広さん)

雪をバックにしたサギたち。
アオサギさん、ダイサギの白と雪の白、どちらがお好き?
(撮影:斎藤豊広さん)

凍った池を歩くハクセキレイとキセキレイ。
さながら氷上の妖精
(撮影:斎藤豊広さん)
釣り糸の犠牲者サンクチュアリの隣にある観賞池で、くちばしに釣り糸が絡まったアオサギが発見されました。木に絡まって切れてしまった糸に引っ掛かってしまったのでしょうか…。このままでは、エサが十分に捕れず、死んでしまうかもしれません。
観察舎にあるアオサギの剥製は、実際にそうして餓死してしまったアオサギなのです。見てみたい方はスタッフにお声がけください。

くちばしに緑色の釣り糸が絡まったアオサギ
(撮影:古屋真さん)

くちばし付近のアップ。
その糸、今すぐにでも取ってあげたい
(撮影:古屋真さん)
今日確認された鳥:カワウ、シロハラ、カワラヒワなど 24種(あいはら)