光が丘公園バードサンクチュアリ

ひみつ四「植栽を待つ苗たち」

1984年のバードサンクチュアリ造成時、敷地内にたくさんの木が
植えられました。今ではすっかり森になったように見えますが、
植えたのは高木になる木だけ。つる植物・低木・野草は植えてい
ないので、サンクチュアリの森には植物の種類がとても少ないの
です。

低木等がまったくないわけではなく、つる植物では例えばエビヅ
ル(1カ所)、ツルウメモドキ(1カ所)、スイカズラ(ほぼ1
カ所)、カラスウリ(ほぼ1カ所)、キカラスウリ(1カ所)、
アケビ(ほぼ2カ所)などがわずかに生育しています。しかし、
これらの植物はこの10年間、分布がほとんど拡がっていません。

サンクチュアリは盛土した造成地なので、土の中に野草や低木の
種子がほとんど混ざっていません。このような場所では、最初に
植えられた植物が優位になり、新たな植物が入り込む余地は少な
いのです。
サンクチュアリの周囲も同様なので、種子が自然に運ばれてくる
可能性も低いです。当初の造成計画から漏れていた低木等を人為
的に導入しないと、豊かな森を作ることはできません。

そういうわけで、低木等の苗を育てて林縁に移しています。つる
植物や低木は、林の縁にやぶを作り、実を付けたり昆虫にすみか
を提供したりして、小鳥類が集まるポイントになります。苗が少
ないので、観察の面で効果の高い観察舎付近に絞って林縁を整備
しています。
今のところは、サンクチュアリ内で採取したものを他の地点に分
散させていますが、将来的には近隣の樹林などから新たな種類の
種子を導入し、武蔵野の植物相に近づけていく計画です。

種まき

苗はサンクチュアリ内の苗圃(びょうぼ)で大切に育てています。
苗圃の最大の敵は、日照りや害虫ではなく、タヌキです。苗のポ
ットが何度も噛み散らかされてしまったので、今ではしっかり柵
で囲ってあります。
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