光が丘公園バードサンクチュアリ

ヒナを拾わないで!

2007年5月27日(日)

巣立ちビナ


公園サービスセンターから、シジュウカラの巣立ちビナが1羽持ちこまれました。公園利用者が、「そのへんにいた」と、窓口に持って来たそうです。

多くの種類の小鳥は、十分に飛べないうちに巣立ちを迎え、その後は巣の外で育てられます。このシジュウカラは、たまたま地上にいたときに、「落ちていた」と勘違いされて捕まってしまったのです。
親切心でやったことですが、さあ、これから先が大変です。

親鳥はいなくなったヒナを探していますし、ヒナもこのままでは弱ってしまいます。一刻も早くヒナを捕まえた場所に戻すことが大事です。「そのへん」という大まかな情報と勘を頼りに探索すること5分あまり、シジュウカラの家族群に遭遇しました。植え込みにヒナを置き、鳴き真似で親鳥を寄せて様子を見ました。

運搬中はよく鳴いていたヒナはすっかり静かになってしまい、親を呼んでくれません。親の側も、ヒナに気づいていないのか、私がいるせいか、なかなか降りては来ません。しかたないので最後までは見届けず、その場を離れました。

このヒナが無事に家族と合流できたか、そもそもこの親のヒナだったのか、それはわかりません。巣立ちビナを捕まえないようにすること、捕まえてしまったらすぐに元へ戻すこと。ヒナを育て訓練するすべを持たない私たちにできるのは、その程度なのです。

バードサンクチュアリでは、クイズを通して巣立ちビナへの対応法を学ぶプログラムを毎週実施しています。不幸なヒナを出さないために、「ヒナを拾わない」を一層普及したいと思います。 (さとう)

ヒナを拾わないでキャンペーンのポスターはこちら
このページのトップへ

もうひとつのサンクチュアリ

2007年3月11日(日)雨のち晴れ

 開園中、ときおり入って来るお客さまを数えていたわたしは、2人連れの姿を見つけて不思議に思いました。数分前に入ってきたのに、まだ階段にしゃがみこんで写真を撮っているのです。同業者の視察にしては、雰囲気が違うようです。
 変わった人たちだな・・・と思いましたが、差し出された名刺を見て記憶がよみがえりました。1年ほど前、バードサンクチュアリを舞台にした演劇を書きたい、と訪問して来た明神慈さんでした。

 明神さんによれば、その後、脚本は完成し、すでに公演も終わったとのこと。知っていれば見に行ったのに・・・残念でした。今日は、公演が終わって一息ついたところで、演出の梶原さんと、劇の舞台を訪ねに来たというわけです。わたしにとっては、バードサンクチュアリが演劇になったというだけでもすごいのに、これから聞く話は、まったくもって驚きの連続だったのでした。

 劇の題目は、ずばり「サンクチュアリ」。
 「あらすじ」から一部を引用すると・・・。

 二月末、休日の午後。大規模な公園の一角にあるバードサンクチュアリ。

 バードサンクチュアリ(鳥の聖域)は面積3haの保全区域。

 観察舎には多数の覗き窓があり、備え付けの望遠鏡でバードウォッチングを楽しむことができる。

 一杯50円のケータリングサービスもあり、ゆったりとくつろぐこともできる。

 鳥が現れるのを待ち続ける人、通りすがりの人、スタッフに話しかけたい人・・・

 ・・・って、この情景、まさにバードサンクチュアリそのものではありませんか!
 それもそのはず、明神さんは、以前からときどきサンクチュアリを訪れ、この小空間で織りなされる人間模様を観察していたのだそうです。「鳥を見に来る人間を見る」というのは、サンクチュアリのスタッフが大いに共感する視点で、とてもおもしろいと思いました。

 バードサンクチュアリらしいのは設定だけではありません。セットの写真を見せられたときの不思議な感覚といったら、どう表現したらいいのでしょう?
 観察窓、鳥の絵のパネル、壁際に生えている草、柱、お茶コーナー、注意書き・・・。舞台の上は、まるでバードサンクチュアリの観察舎そのものだったのです。

観察舎


看板



 パンフレットに登場する役者さんの写真も、ああ、この人とってもスタッフっぽい。こういう雰囲気のカメラマン、確かにいるなあ。という具合で、まるでうちの施設案内を見ているような錯覚に陥ってしまいました。

冊子



 この劇が公演されたのは四国の松山市。役者さんは一般市民から公募したそうです。今回が初来訪の梶原さんは、この仕事を通じて、実際のバードサンクチュアリはああかな、こうかなと、光が丘に対する想像をふくらませていたそうです。そして公演が終わり、念願叶ってやっと来訪することができました。感慨深そうに写真を撮っていたのは、こういう訳だったのです。
 一方のわたしも、舞台の様子や関係者の思いを知り、驚きを通り越して、梶原さんに劣らぬほどに感動していたのでした!

 光が丘を見たことがない役者さんや観客が、別の世界でもうひとつのサンクチュアリを体験している。この状況は、ちょっと現実ではないような、不思議なことのように感じられます。
 これから先、役者さんが、舞台となった光が丘を訪ねて来ることがあるかもしれません。また観客だった方は、舞台とは知らずに光が丘を偶然訪れてしまい、不思議な既視感を覚えるでしょう。そのときバードサンクチュアリのスタッフやお客さまは、松山からの来訪者に、つぶさに観察される存在になる・・・・。これからもサンクチュアリを舞台に、そんな日常の中のおもしろさに出会っていきたいと思います。 (さとう)

■関連サイトはこちら
コミセン夢千夜 市民演劇第二章『サンクチュアリ』
バードサンクチュアリ訪問記
このページのトップへ

またやってしまった・・・。

実は・・・。朝一番にサンクチュアリに入って観察窓を覗くと、観察舎に近い池の中でダイサギが食事をしていました。そこへ急に私が現れてびっくりしたのか、対岸の見づらいところへ飛んで行ってしまいました(*_*)。ダイサギが飛び立った時に、空の彼方へ行ってしまうのではないかとドキドキでした。前回のカケスといい、今回のダイサギといい、二度あることは三度ある!とならないように、次こそは、こっそりと観察しようと思います。
(くどう)
このページのトップへ

昔の仲間たち

林に掛けていた巣箱を回収して掃除していたら、昔バードサンクチュアリで活動していた仲間がひょっこり来訪しました。奇しくもその巣箱は、彼らと一緒に行事で作ったものなのでした。
「これ、覚えてる?」と巣箱を見せると、彼は、子どもたちの名前が書かれたその巣箱をもちろん覚えていました。というより、びっくりしていました。何しろ1993年ものの巣箱ですから。奇跡の長持ち巣箱! ・・・じゃなくて、今年の春までずっとしまってあったんですけどね。

先週は、14年前にその巣箱づくりに参加していた中学生が、なんと子連れで来訪。何年経ってもまた来てくれるというのは、施設にいる者冥利に尽きます。
変わらない良さと、新しいものに変えていく良さのそれぞれをしっかり考えながら、息の長い活動をしていきたいと思います。  (さとう)
このページのトップへ

カワセミの崖直し

2006年11月10日(金)
崖補修

一年前に整備したカワセミ営巣用の露頭が崩れてきたので補修しました。わたしも手伝いたいのはやまやまでしたが、残念ながら場所が狭いのでほとんど手を出せません。口だけ出してあとは写真を撮りました(ちゃんとほかの作業をしていたのですよ)。
3時間ほどで補修が終わり、新しい崖が姿を現しました。あとはカワセミが様子をうかがいに来るのを待つばかりです。  (さとう)
このページのトップへ

FC2Ad

最近の記事

月別表示

カテゴリー

リンク

最近のコメント

ブログ内検索

RSSフィード